国際ローミングはahamoが圧勝

NTTドコモの新料金プラン「ahamo 20GB 2980円」発表 スマートフォン Personal Device

データ通信量が20GB以下の音声プランは大手携帯電話を含めて3000円以下の料金に落ち着きました。

コロナ禍が収束して海外旅行や海外出張に行けるようになったときに気になるのが、海外でデータ通信するときの料金です。

海外で使えるデータ通信の国際ローミングについて調べました。

その結果わかったことは、データ通信の国際ローミングではahamo(アハモ)が圧勝ということです。

ahamoの国際ローミング

NTTドコモのahamo(アハモ)は、追加料金不要で海外82の国や地域でデータ通信が利用できます。

これは、日本人渡航先の約95%をカバーしています。

なお、ahamoの海外データ通信サービスの対応エリアは、他のドコモの国際サービスとは異なっています。また、対応エリア以外ではデータ通信が使えません。

ahamoの国際ローミング料金

NTTドコモ ahamoの国際ローミング料金は、20GBの月間利用可能データ容量で追加料金なく利用可能です。

もし月間利用可能データ容量を超過した場合、通信速度は送受信最大1Mbpsに制限されます。

速度制限は、国内同様に月間データ容量の追加購入することで速度制限が解除されます。

注意点として、海外でデータ通信した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では最大128kbpsの速度制限がかかることです。

この速度制限は月間データ容量を追加購入しても、日本に帰国するまで解除できません。

すなわち、海外長期滞在や海外留学でずっと国際ローミングするような使い方は出来ないということです。

2週間以内の海外旅行や海外出張であれば、国内国外合わせて20GB以内は追加料金なしの恩恵にあずかれます。

irumoの国際ローミング

OCNモバイルONEの代替 irumoは、現時点でデータ通信の国際ローミングについて不明です。

国際電話や国際SMSは、無料や定額の範囲外でNTTドコモのネットワーク同様に通話可能です。

KDDI povoの国際ローミング

KDDI povo(ポヴォ)は、現時点でデータ通信の国際ローミングができません。国際電話と国際SMSは可能です。

データ通信 国際ローミングの提供予定はありますが未定となっています。

povoのユーザーが海外に行く際は別途レンタルのWi-Fiルーターを借りるか、Wi-Fi出来るところでのみのデータ通信で我慢するかの選択肢です。

ソフトバンク LINEMOの国際ローミング

ソフトバンク LINEMO(ラインモ)は、データ通信の国際ローミングが可能です。

ただし、海外での通話料や通信料は、契約の料金プランおよび無料通信、各種定額サービスの対象外で、海外で使用した分だけで追加料金がかかります

また、LINEMO新規契約の場合、課金開始 5カ月目から加入可能です( 課金開始から4ヶ月目の末日まで加入不可)。

従量制料金が怖い人には、1日定額のデータ通信サービス 「海外パケットし放題」プランを適用できます。

面倒でなければ、レンタルWi-Fiルーターを借りるほうが安くすみます。

楽天モバイルの国際ローミング

楽天モバイルのデータ通信 国際ローミングは、世界66の国と地域で、定額料金内でデータ通信ができます

それらの地域外では通信できません。

また、月間 2GBまでの制限があります。

その制限をこえると通信速度は最大128kbpsに制限されます。

海外でのデータ通信利用をメールやSNSに絞り込んだり、あらかじめ動画や曲、マップをダウンロードしておけば、2GBでしのげるでしょう。

データ容量を追加することは可能で、追加したい場合は500円/1GBでデータチャージして高速通信が可能です。

Y!モバイルの国際ローミング

ソフトバンク系列のY!mobile(ワイモバイル)は、海外でも通話やメール、データ通信が利用できます

ただし、USIM単体契約の場合、MNP/番号移行/契約変更以外は海外での利用不可です。

また、ソフトバンクのLINEMO同様に、海外での通話料、通信料はご契約の料金プランおよび無料通信、各種定額サービスの対象外になります。

データ通信を使った分だけ追加で料金がかかります。

1日定額のデータ通信サービス「海外パケットし放題」プランがあります。

面倒でなければ、レンタルWi-Fiルーターを借りるほうが安くすみます。

UQモバイルの国際ローミング

KDDI系列のUQモバイルは、データ通信の国際ローミングは出来ません。

国際電話と国際SMSは可能です。

海外に行く際は別途レンタルのWi-Fiルーターを借りるか、Wi-Fi出来るところでのみのデータ通信で我慢するかの選択肢です。

※ 更新
2021年9月2日から「くりこしプラン +5G」で「世界データ定額」の提供が開始になりました。

「世界データ定額」は、日本で契約している料金プランのデータ量からデータ通信を利用できるサービスです。

日本国内でアプリから事前予約すると490円/24時間(早割キャンペーン対象外の国・地域は690円/24時間)、事前予約なしで980円/24時間の追加料金で利用可能です。利用条件として専用アプリ「世界データ定額アプリ」をダウンロードしていることとデータチャージ(無料)に加入していること。

まとめ

データ通信の国際ローミングが出来なかったり、従量制追加料金の携帯電話サービスが多いなか、NTT DoCoMoのahamoは、月間データ通信量 20GB内なら、追加料金なしで利用可能で、最強です。

もし20GBを超えしまっても1Mbpsと高速な通信が可能ですし、データ容量の追加購入もできます。

2週間以内の海外旅行や海外出張なら、

格安料金プランのなかでahamoが最強

という結論です。

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