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QRコード決済 PayPay 100億円還元キャンペーンの破壊力がすごかった件

PayPay コンテンツ

QRコード決済として後発組のPayPayですが、12月4日から実施したPayPay 100億円分20%還元キャンペーンが大好評につき12月13日に終了しました。

キャンペーン期間は来年の3月まで取ってあったので、たった10日間で予算消化してしまうPayPay側の予想をはるかにこえる利用のされ具合になりました。

PayPay 転売ヤーの餌食になる

この企画「100億円あげちゃうキャンペーン」がここまで短期間に終了してしまった理由は二つあります。

  1. 量販店でPayPayが利用できたため、通常ほとんど割引がない商品が転売ヤーの餌食になった
  2. ソフトバンクユーザーの全額返金率と還元の上限金額が高すぎた

量販店でPayPayが利用できたため、通常ほとんど割引がない商品が転売ヤーの餌食になった

当初PayPayの利用可能店舗はほとんどが居酒屋チェーンでした。

近日利用可能リストのところに、ファミリーマートやビックカメラ、ヤマダ電機などが掲載されていました。

ファミリーマートは12月4日から利用可能になる旨がわりと前から告知されていました。

そして「100億円あげちゃうキャンペーン」直前に、12月4日からビックカメラ系列とヤマダ電機で利用可能になることが公表されました。

ここからPayPay祭りになりました。

ボーナスで家電やゲーム機、4Kテレビを買おうと思っていた人が歓喜した以上に、転売ヤーが大歓喜しました。

転売ヤーにとって、通常値引きされないApple製品が2割引きで入手できるうえ、運が良ければ仕入金額が全額返金される可能性までついてくるとあれば、そりゃあ大歓喜するというものです。

Apple製品の多くが品切れ状態になりました。

中古買い取り店やヤフオク!、メルカリに大量の商品が流れて価格破壊に。

ソフトバンクユーザーの全額返金率と上限金額が高すぎた

もう一つ「100億円あげちゃうキャンペーン」が早期終了してしまった理由は、全額返金の確率と返金の上限金額が高かったせいです。

もっとも高い確率だったのは、「ソフトバンクスマートログイン設定済み、またはY!mobileサービスの初期登録済のYahoo!JAPAN ID設定で10回に1回の確率で全額(10万円相当まで)戻ってくる!」というものでした。

そのほかでも20回に1回、40回に1回の確率でした。

Twitterに次々と当選者の歓喜ツイートが投稿されました。

 

10人に1人という確率はちょっと大盤振る舞いしすぎて予算をあっという間に消費してしまったと反省しているかもしれません。

すごく単純化して言うと、ソフトバンクユーザー10人がそれぞれ10万円の買い物したら、還元額は全額返金10万円1人と20%還元2万円9人の合計28万円還元になりました。

100万円に対して28万円、実に28%の高還元率だったわけです。

ソフトバンクユーザーは携帯電話利用者のうち約1/4いますから凄まじい還元になりました。10回に1回全額還元となれば、ほかキャリアの利用者以上に積極的にPayPay支払いに挑戦したと想像できます。

また全額戻ってくるのに当選しなかったとしても購入金額の20%は還元されたため、高額商品を購入した場合十分にお買い得感がありました。

たとえば、PayPay支払い対応の旅行業者H.I.S.で20万円の旅行商品を購入すれば、4万円が戻ってきて、実質16万円の格安旅行になるわけです。

10万円を超えるようなエアコンや冷蔵庫、洗濯機、4Kテレビなどの高額でまだ値引き率が低い最新家電製品がセールみたいな2割引きで買えました。

PayPayの計算通りの宣伝効果があったはず

  • PayPay 100億円あげちゃうキャンペーンを消費者がSNSで拡散してくれた
  • TVのニュースや情報番組でPayPayが多数取り上げられた
  • PayPayの不具合やメンテナンスが人気の裏付けになり焦燥感を煽った
  • PayPay QRコード決済の消費者と加盟店双方の利用体験を大きく増やせた
  • PayPay非加盟店は商機ロスと実感させることに成功した

広告宣伝、QRコード決済体験、加盟店新規増で、十分に100億円の元を取る効果があったはずです。

PayPay祭りの第2弾、第3弾キャンペーンが来る予定

PayPayは「今後も新たなキャンペーンの実施を予定しております。詳細は、決まり次第ご案内します。」と、PayPay祭りの第2弾キャンペーンがあることを案内しています。

今回の「100億円あげちゃう!」キャンペーンに乗り損ねたあなたにもまだまだチャンスがあります。

今もPayPayアプリの新規インストールで500円分のPayPay残高がもらえます。それはファミマなどで利用可能です。

アプリをインストールしておいて、次のキャンペーンに使えるように環境を整えておくことと、1回「ペイペイで!」と利用を経験しておくと、キャンペーンで行列ができたレジでも焦らなくてすみます。

次回のPayPayキャンペーンは、今回のキャンペーン早期終了を反省して、転売ヤーや錬金術の対策、非対象商品増、全額返金確率や上限金額見直しあたりをしてくるでしょう。

PayPay第2弾100億円キャンペーン


2019年2月12日~5月31日までの期間、PayPay第2弾100億円キャンペーンがあります。

基本的には、

  • PayPay残高(銀行接続)支払いなら、20%還元
  • Yahoo!JAPANカード支払いなら、19%還元
  • その他クレカ支払いなら、10%還元
  • 1回あたりの還元付与上限は1000円
  • 期間中、最大5万円まで還元

です。

加えて、第一弾の10万円まで全額還元が当たるほうは大きく縮小して、

  • PayPay残高支払いなら、10回に1回最大1000円バック
  • Yahoo!プレミアム会員(ソフトバンク系ユーザー ※)なら、5回に1回最大1000円バック
  • クレカ支払いは対象外
  • 抽選に当選した場合通常20%還元よりこちらが優先される
  • 期間中最大2万円まで還元

になりました。

※ ソフトバンクのスマホユーザーはYahoo!JAPAN IDにスマートログイン設定をすると自動的に「Yahoo!プレミアム」会員となります。ワイモバイルのスマホユーザーは、Y!mobileサービスのYahoo! JAPAN ID連携がされているYahoo! JAPAN IDをでPayPayと連携をさせた場合が対象になる

1回あたりの最大還元金額は1000円と大きく下げられました。

20%で1000円になるのは、5000円です。

5000円を超える複数商品の購入時、分けて購入しないと損をします。分けて購入したり団体客の個別支払いが起きることは容易に想像でき、無駄にレジが混みそうです。

  • 家電や旅行など高額商品の購入時に旨味がなくなった
  • 最高10万円という高額当選がなくなった

ことから、PayPay第1弾100億円キャンペーンほどの話題にならないでしょう。

当選率は前回より高く設定されていますから、日常的な買い物でのPayPay体験を増やすという点は成功しそうです。

Yahoo!プレミアム会員なら、理論上5回に1回当選します。1000円の買い物を5回すれば、1回当選するわけです。

結果として還元は、200円が4回、1000円が1回の合計1800円になり、実に36%の高還元率です。

これからYahoo!プレミアム会員(月額462円, お試し2カ月間は無料)になっても元が取れる計算ですから、Yahoo!プレミアム会員増も狙っていることが見て取れます。

ノーマル状態のPayPay残高支払いでは、理論上1000円の買い物10回で1回1000円当選ですから、200円9回と1000円1回の合計2800円の還元で、28%の還元率になります。

 

100億円分のPayPay利用があらかじめ確定している

今回のキャンペーンでPayPay対応店は売り上げが大幅に増加しました。ニュースによく出てきたビックカメラでは12月の売上が20%の売上増だったそうです。PayPay祭りが実質10日間と月のうち1/3だったのに120%ですから威力のすごさがわかります。

そのぶん非対応のライバル店は指をくわえて客が流れていくのを見ているしかありませんでした。

今回の100億円あげちゃうキャンペーンで実際に還元されるのは、来年2019年1月10日となっています。

来年1月から100億円分のPayPayが利用されると確定しているわけです。これを言い換えると、PayPayが使えるお店に100億円の売上があることが確定しています。PayPay支払いできないお店にこのお金が落ちることはありません。

商機を逃さないために新規加盟が増えて、次のキャンペーンまでに大幅にPayPay支払い対応店が増えるものと思われます。PayPayの狙い通りに加盟店が増えるでしょう。

QRコード支払いのライバルにある、LINE PayやOrigami Payがどう対抗してくるかも消費者として楽しみです。

今回の「100億円あげちゃう」キャンペーンにより、QRコード支払いの生き残り合戦が激しさを増すはずです。

LINE Payも20%還元に参戦してきた

さっそく、LINE Payが2018年12月14日~12月31日の期間、支払額の20%が還元になります。

制限事項をみると、PayPay祭りの問題点をつぶしてあるのがわかります。

LINE Pay20%還元は最大で5000円までで、LINE Payカードやクレカ支払い、Google Playの支払いは対象外。また、ドラッグストアでの支払いが対象外で、薬や酒、たばこも対象外商品となっています。

[追記」
20%還元の上限が5000円、全額還元なしということで転売ヤーが参戦することもなく、報道されることもほとんどなく、レジ行列もないので、量販店でも普通に利用できます。

2019年1月25日~1月31日の期間、LINE Payが「Payトク Special」キャンペーンと題して、コンビニとドラッグストアで20%還元を実施します。LINE Payカードやクレカ支払い、Google Playの支払いは対象外。

ドラッグストアが対象になっていますから、化粧品やシャンプー、栄養補助食品などがお買い得になるチャンスです。

※酒やタバコ、書籍、チケット、金券などの一部商品、処方箋が必要となるなどはキャンペーン対象外となることがあります。

消費税増税の景気対策にポイント還元

消費税増税の景気対策にポイント還元の制度が導入されそうですが、内定14社のなかにPayPay、LINE Pay、オリガミPayが含まれています。

 

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