auのガラケーは2022年3月にサービス終了する
KDDIは2022年3月末をもって、CDMA 1X WINのサービスを終了することを発表しました。
「CDMA 1X WIN」は、KDDI auにおいてガラケー向けサービスとほぼ同意です。したがって、この日をもって、auのガラケーは終焉と言えます。
EZwebサービスについてのアナウンスはありませんが、同じ日かその前後に終了日を迎えると思われます。
2003年に開始されたCDMA 1X WINは3G(第3世代)のサービスなので、スマートフォン向けなど4Gのau VoLTEは影響を受けません。ガラケーのふりをしたガラホなVoLTE端末は引き続き使えます。
一部3G時代のiPhone 4Sなど古いスマホや、au VoLTE非対応のスマートフォンも電波が使えなくなります。
ほか大手キャリアも同調するか
auがついに動いたことで、ほかの大手キャリアであるNTT DoCoMoやソフトバンクも同じようなスケジュールでガラケーの終了へ動いてくるでしょう。こういうときの足並みは揃うものです。
世界をみると、今でも3Gサービスのみ国があります。東京オリンピックという一大イベントの前に終了させると訪日客に混乱を招きます。その大きなローミング需要を終えたら、3Gサービスを終了しやすい環境になります。
NTT DoCoMoは、3Gサービスを2020年代半ばに終了と表明していますが、具体的な日程はまだ出していません。dカードが終了するわけでないのに、ドコモ自身が提供しているiモード向けのdカードアプリは2019年2月に終了します。
ソフトバンクは、1.5GHzと1.7GHz帯の3Gサービスはすでに終了していて、今は900Mと2.1GHZ帯の3Gサービスを残しています。
スマホの世界に大きな商機がやってくる
ガラケーはいまだに約4割のシェアがあります。ガラケー終了にともなって、この契約者が一気にスマートフォン市場へ流れてきます。
これからスマートフォン関連にTV地上アナログ放送終了時に薄型テレビが爆売れしたような特需が来るわけです。
スマホのメーカーはもちろん、第4のキャリアになった楽天、格安SIM業界にとって、シェア拡大のチャンスが来ます。
端末やキャリアの乗り換えキャンペーンはもちろん、各社がさまざまな特典や値引きをしてくると予想できますので、スマートフォンの購入やキャリア乗り換えをお得にできそうです。
開発や設備も更新が進む
ガラケーのほとんどは、改正された割賦販売法の安全基準を満たしていません。
会費徴収や販売などがあるサービスをガラケー向けに続けることがすでに困難な状況です。
そのためクレジットカード決済などがあるガラケー向けサービスがどんどん終了しています。
【来年から】「モバイルSuica」年会費が無料に 20年2月26日以降https://t.co/ceVABoqUwb
また、来年2月25日or12月22日にフィーチャーフォンとアンドロイド一部機種で、サービスを終了するという。 pic.twitter.com/bxegRewpgO
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 16, 2019
【重要】指定席ネット予約 フィーチャーフォン(ガラケー)向けサイト終了のお知らせ JRA https://t.co/vTxCph3Aen
— 中央競馬実況中継(ラジオNIKKEI) (@keiba_ana_east) January 5, 2019
REX CLUBほか フィーチャーフォン向けサービス終了のお知らせ
■詳しくはこちら→https://t.co/Yv22CPRoUC#urawareds #浦和レッズ— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) December 24, 2018
【重要なお知らせ】
新日本プロレスのモバイルサイト(フィーチャーフォン/ガラケー)が、「6月末」でサービス終了となります。
※加入者の方は、お早めに退会作業をお願いいたします。
※注=6月最終週より、一部の有料コンテンツが閲覧できなくなります。https://t.co/IZ82lvizbZ#njpw pic.twitter.com/SclOzeNoZf— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 31, 2018
キャリアが3Gサービスを終了してくれると、今まで切りたくても切れなかったガラケー向けサービスを各社は終了できます。
そのぶんの維持費や投資を、スマートフォン向けサービスの増強や新規の設備投資、開発へ向けられます。
ポケットベルは2019年9月に終了する
携帯電話が一般に普及する前に、移動中に連絡を受け取ることができる手段として活用されていたポケットベルのサービスが2019年9月30日に終了します。
日本のポケベルサービス最後の1社である東京テレメッセージが、関東の一都三県で個人向けにサービス展開していたポケベルのページャーサービスを終了します。
東京テレメッセージのポケベルサービスは、ビジネスマンから中高生まで人気になり、1996年には120万契約を数えたこともあります。その後、PHSや携帯電話が普及し通話サービスが安価に提供されるようになって、ポケベル利用者が減少しました。20年前にページャー通信機器の製造が終了し、残る利用者も1500人以下になり、20年の節目にサービス終了を決定したといいます。
コメント
したがい、
ご指摘ありがとうございます。