PayPayが仕掛けたキャッシュレス決済のポイント還元祭りは1位を取るための体力を削る戦いです。
ソフトバンク、ヤフージャパンの資金力で他社を駆逐して一番を取りに来ています。
キャッシュレス決済のポイント還元祭りで大赤字
PayPayが仕掛けたキャッシュレス決済のポイント還元祭りで影響が出始めました。
キャッシュレス決済はいま先行投資している段階です。
店舗側の費用や手数料を無料にしたり、利用者側に大きな還元を行なったりして、加盟店の拡大、利用者獲得、決済体験を増やしています。
スマートフォンを使ったコード決済はいくつあるのかわからないくらいに乱立しています。
知名度を上げ、利用者拡大のため各社は膨大な費用をかけています。
そんな影響がLINEとメルカリの決算にはっきり表れました。
LINE、266億円の赤字 理由は“300億円祭”https://t.co/KxdFWrHbzB pic.twitter.com/eQCTR5W6eA
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) July 25, 2019
国内フリマアプリが好調で2019年6月期は増収ながら、連結最終赤字が120億円程度に拡大したもようのメルカリ。当面の利益確保より将来の成長を重視する先行投資が続きます。https://t.co/LPTXPlQfzH
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) July 18, 2019
20%還元を打ち出しているコード決済があれば、利用者はそちらを選択して利用することが明白です。
20%還元でなくあえて1%や2%還元のサービスを利用する理由をみつけることが困難です。
ある1社が20%還元を打ち出せば、ほかも追随するほかありません。
その結果、体力がない会社が脱落していきます。
コード決済は決済事業者の体力と営業力の差がはっきりと出始めています。
体力がない会社や事業部はこれから身売りしたり吸収合併されていきます。
Yahoo!BBの駅前モデムタダ配りやソフトバンクのiPhone攻勢をしっかり利用者獲得、シェア獲得に繋げて今のソフトバンクがあります。
どんどん脱落者が出て数社の寡占状態になるまで還元祭りは終わりそうにありません。
株主や出資者は追従して赤字を垂れ流すだけで肝心のシェアを取れていない会社には厳しく対応を迫ります。
今年後半から来年に動きが出てくるはずです。