NTTドコモの3Gサービス終了日が確定
NTT DoCoMoは2019年10月、同社の3Gサービスの終了日を2026年3月31日にすると正式に発表しました。
ガラケー終了日が確定しました。
以前から2020年代半ばに3Gを止める旨の発言はしていましたが、今回の発表で終了の日付が決まったことになります。
iモードもFOMAがサービス終了するのと同日の2026年3月31日に終了となります。
2001年にスタートした3Gサービスが終了
NTTドコモの3Gサービス「FOMA」は2001年から始まり、もっとも3Gの利用者が多かったとき約5700万契約を数えました。
現在の主流である4G LTEサービス「Xi」に対応したスマートフォンが増えてきたことで3Gにだけ対応した携帯電話の利用者が減少していきました。
NTT DoCoMoは2020年春から5G商用サービスを開始します。
それに先立って2019年9月20日から5Gプレサービスを開始します。
3Gサービスを終了させて、これからの5Gサービスに経営資源を集中させていくことになります。
スマホ移行を促進する「おしゃべり割60」「はじめてスマホ購入サポート」提供
NTTドコモは2019年11月1日から、「おしゃべり割60」と「はじめてスマホ購入サポート」の提供を開始します。
3Gガラケーを今でも使っている大多数の人は高齢者です。
ゲームも動画もしない、電話とメールが出来るシンプルな携帯電話でOKという人がまだまだガラケーを所有しています。
しかし、ガラケーの多くはもう修理部品を置いておく期限が切れています。そのため携帯電話が壊れても修理できません。
ガラケーは内部的な更新が行なうことが出来なくなってきていて、インターネットの接続も制限されるようになってきました。
最新の暗号形式に対応していないために表示することが出来ないウェブサイトも増えています。
もうはっきりとガラケー向けの3Gサービスが終了する日が決まったので、スマホにすることに腰が重い高齢者の利用者をどんどん4G、5Gに対応した携帯電話に買い替えてもらう必要があります。
そこでNTTドコモは、スマートフォン向けのプランに変更する60歳以上の利用者を対象に、最大12カ月間音声通話オプションを月額700円割引する「おしゃべり割60」とガラケーから機種変更する場合に端末代金を最大で2万円割引する「はじめてスマホ購入
サポート」を2019年11月1日から提供開始します。
「はじめてスマホ割」「おしゃべり割60」適用で、データ通信を「ギガライト」にした場合、月額料金980円~となります。
MNPでドコモに移る場合も適用になります。
スマートフォン向けのプランに変更される60歳以上のお客さまを対象に、最大12か月間音声通話オプションを月額700円割引する「おしゃべり割60™」を本日11月1日から提供開始します。
詳しくはこちら⇒https://t.co/ZSCBgp9vH9 pic.twitter.com/WTw3Huscla— NTTドコモ (@docomo) November 1, 2019
60歳未満のガラケー利用者の移行は
NTTドコモの60歳未満のガラケー利用者の移行は、「はじめてスマホ割」「ギガホ割」「dカードお支払割」「みんなドコモ割」などを利用することになります。
はじめてスマホ割は、月額料金1980円のギガライトから1000円割引されて最大12カ月980円~になります。
※ dカードお支払割、2年定期契約、家族3回線以上がドコモの場合
はじめてスマホ割が適用になる条件は、ドコモ販売店で購入手続きして今現在ドコモに登録の最新購入機種がドコモケータイ、らくらくホン、キッズケータイのいずれか(スマホは除く)でかつ18カ月以上利用していることです。
MNPの場合は契約時に他社ガラケーからのMNPポートインであることを確認できれば適用になります。
「はじめてスマホ購入サポート」も対象になります。
対象になる機種が11000円~22000円の割引になります。