Facebookにアメリカの連邦取引委員会が約5000億円の制裁金を科しました。
Facebookが利用者の個人情報を流出させた件に対して、消費者保護やデータの管理を怠ったための罰金です。
Facebookに5000億円の罰金を科す
米国のFTCはFacebookに対して、個人情報データの保護を怠ったとして、50億ドル(約5000億円)の制裁金を科しました。
個人データ流出 フェイスブックに50億ドルの制裁金 米FTC #nhk_news https://t.co/plbT5Uud6O
— NHKニュース (@nhk_news) July 24, 2019
FacebookをはじめとするGAFAに集まる世界中の個人情報データ
GAFAと呼ばれる世界的な大企業には膨大な量の個人情報データが集まってきます。
※ GAFAとは、巨大な世界的IT企業である Google, Amazon, Facebook, Apple の頭文字をとった総称
それらのデータを安全に保護する責任があります。
大量なデータを持っているだけに、流出や障害がいったん起これば取り返しのつかない事態に発展してしまう可能性があります。
そのため、EUのGDPRなど各国が個人情報保護の厳格なルールを定めた法令を作りました。
Facebookは、他社と個人情報を共有していたり、無許可で個人情報を収集している事案が絶えません。
今回の制裁金は、約8700万人分の個人情報が流出したとみられる一件に対する制裁金となります。
【情報流出8700万人か】フェイスブックの個人情報流出問題で、同社は米国を中心に最大8700万人分の利用者のデータが英選挙コンサルティング会社に漏れた可能性があると明らかにしました。これまでは約5000万人分とみられていました。 https://t.co/S7id5QX08l #facebook
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 5, 2018
Facebookのリブラが過剰反応される理由
Facebookが先日発表したデジタル通貨「リブラ」に対して各国政府が懸念を表明しました。
政府などが懸念するのは、匿名性や国が管理できない通貨としての問題意識に加えて、Facebookがリブラの流通によって得られる個人情報データをちゃんと厳格に管理できるのか、流出や盗難させないか、どこかに不正に提供したりしないかを気にしています。
各国政府はなぜ #フェイスブック の #リブラ を目の敵にするのか。その理由は5つある。 pic.twitter.com/NrlH6CZqso
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) July 21, 2019