Googleが広告の種類を時代に合わせて変化させようとしています。
かつて広告のほとんどはパソコン向けのデスクトップ広告でした。
今や広告の過半数はモバイル端末のスマートフォン上に表示されています。
Googleが広告の種類を時代に合わせて更新
Googleは消費者がどんな端末でウェブサイトを見ているか知っています。
その情報に基づいて、Googleが提供している広告の種類を、時代に合わせて変えようと取り組んでいます。
Googleはレスポンシブ広告をデフォルト設定に
これまでインターネット広告は、パソコン向けやモバイル端末向けなど見られる端末に合わせてサービス提供者が選択して表示させていました。
ここ10年ほど特にモバイル端末で画面サイズの種類が格段に増えてきました。
またモバイル端末であってもパソコン並みの解像度を備える高級な端末が珍しくなくなりました。
そんな時代の変化に合わせて、Googleは広告のデフォルト設定をレスポンシブ広告にすることにしました。
レスポンシブ広告は、モバイルやパソコンの画面に合わせて広告のサイズが自動的に調整される広告です。
これにより枠からはみ出してしまう広告や小さすぎて読めない広告などが今後減っていくでしょう。
レスポンシブ広告により常に画面に最適な広告が表示されるようになります。
Googleはテキスト広告を終息させようとしている?
Googleは、テキスト専用やディスプレイ専用の広告ユニットを段階的に廃止していく方針です。
かつて2Gや3Gのインターネット回線の速度が遅かったガラケーの時代には1行や2行ていどのテキスト広告が主流でした。
2019年、ものすごい回線速度を誇る5Gが世界のいくつかの国でサービスインしました。
5Gは映画が数秒で全部ダウンロードできるくらいの速さです。
回線の速度が上がってきて、ユーザーエクスペリエンスの向上が図られてきており、テキスト広告の時代ではなくなりつつあります。
いきなりテキスト広告がゼロになることはありませんが、減少していく方向です。