NHKの人間ってナンだ?超AI入門がおもしろい

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人間ってナンだ?超AI入門がおもしろい

「人間ってナンだ?超AI入門」は、AIの最新技術の仕組みを解剖、その考え方を解き明かしていこうというNHK Eテレで放送中の番組で、全12回で構成されている。

各回ごとにAIに関するテーマがあり、それについて掘っていく形のA.I.入門番組になっている。

  • 第1回 会話する
  • 第2回 感じる
  • 第3回 発想する
  • 第4回 移動する
  • 第5回 勝負する
  • 第6回 お金を使う
  • 第7回 恋愛する
  • 第8回 診断する
  • 第9回 暮らす
  • 第10回 味わう
  • 第11回 老いる
  • 第12回 働く

と、いった具合で続いていく。

松尾豊東大准教授 x チュートリアル徳井義実の司会に加えて、毎回いろいろな著名人がゲストに来てくれ、いっしょに考えてくれるのもイイ。NHK特集みたいに「社会問題に切り込みました!」感がないので肩ひじ張らずに見られる。

初回は、「コンビニ人間」の村田沙耶香さんが来た。2回目は、為末大さん。

AIのシンギュラリティが超話題

AIというと、シンギュラリティが話題に出てくる。

「シンギュラリティ」とは技術的特異点のことで、「A.I.が2045年、人の知性を上回る」という予測が世の中に衝撃を与えた。

今でも碁や将棋でAIが勝っているじゃないかと思った人もいると思うけれど、AIの技術的特異点が言っているのは「全人類の知性」で、言い換えれば子供の人数をペットの飼育数のほうが超えた点みたいなもの。その特異点に達してしまうと、そこからは人とAIがもう切っても切れない関係になり境い目もなくなっていくと言っている。

最近の台風や地震などの災害で、電気が長期に渡って停電して供給が止まると、何もできない、進まない、経済にも大きな影響を与えた。人間の生活と電気はもはや切り離せない。切り離された途端に何もできない機能不全に陥ってしまう。コンピュータも個人的に所有せずに暮らしているかもしれないが、インフラ的にはもうコンピュータがないことは考えられない。AIについても、AIがないことが考えない時代にこれからなっていく。

書店にAI関連書籍だけの棚が出来た

AIの話題を扱った書籍が書店にたくさん並んでいることからも、たくさんの人が興味を持って実情を知りたがっていることがわかる。書店にA.I.関連書籍だけで棚が出来るくらいに動いている。

AI2045
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版

AIによる自動車の自動運転技術や、人をこえることが容易ではないと思われていた、将棋や碁の世界でAIが人間にもう追いついてしまった衝撃が驚きと困惑をもたらした。今ある仕事や職業がAIによってどうなってしまうのか、これも人口減少や社会保障も絡めてさまざまに予測されている。

AIが反旗をひるがしたり、AIが権利を主張する日がくるか

映画やアニメの影響からAIが人類に反旗をひるがえす日が来たり、権利を主張するんじゃないかと不安や心配を煽る内容の書籍も多い。

実際、どこまでのA.I.研究を許すか、倫理はどうするか、戦争利用はどうなのかといった議論が始まっている。まるで細胞や遺伝子研究の生命倫理、「神の領域」といった議論に似てきた。

大ヒットした「ダ・ヴィンチ・コード」のダンブラウンの最新作「オリジン」もAIだ。宗教と科学の対峙がずっとテーマの根底にあるシリーズである。

人間ってナンだ?超AI入門
NHK Eテレ
木曜日 22:00~22:45https://www4.nhk.or.jp/aibeginner/
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