NHKがインターネット経由で同時配信と見逃し配信の動画「NHKプラス」を提供しはじめました。
会員登録と動画視聴が無料なので、NHK受信契約をしてちゃんと受信料を支払っているなら登録して利用しないと損ですね。
この記事ではNHKプラスに無料会員登録する手順を解説しています。
NHKプラスとはどういうサービス?
動画配信サービス「NHKプラス」は、NHKの地上放送「総合テレビ」と「Eテレ」の番組をインターネットで視聴できるサービスです。
放送中の番組を視聴できる「同時配信」と、放送後の番組を視聴できる「見逃し番組配信」を利用できます。
NHKプラスの利用料金は、従来の受信料で賄われているので追加で利用料金を支払う必要はなく、NHK受信契約をしていれば無料で利用できます。
NHKプラスの同時配信と見逃し番組配信の違い
NHKプラスは、同時配信と見逃し番組配信2つのサービスがあります。
同時配信はNHK地上波2つのチャンネルで放送中の番組と同じタイミングで視聴できる番組です。
放送より約30秒遅れの配信となっています。
埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県の南関東エリア(首都圏ネットワーク)で放送される地上波テレビ番組を対象に配信されています。
同時配信は、追いかけ再生にも対応していて、冒頭や途中から見ることも可能になっています。
深夜0時以降の番組は基本的に同時配信されません。
もう一方の見逃し番組配信は、同時配信した番組などを放送終了後から7日間程度の期間見られるサービスです。
NHKプラスは、インターネット配信の権利がない、出演者とそういう契約をしていない番組、たとえば古いアーカイブ番組や海外スポーツや海外ドラマなどにおいて許諾がない番組は配信の対象外になり、「現在放送中の番組は配信されておりません」と表示されインターネット配信されません。
番組内の特定の映像が配信できない場合は「この映像は配信しておりません」と表示されます。
ほかに、同時配信対象時間以外だと「この時間は配信をお休みにしています」と表示されます。
NHKプラスを無料で利用できる条件は?
NHKプラスは、受信契約している人、その人と生計を同一にしている人は、追加料金なく無料会員登録して利用できます。
NHKプラスは、薄型TVの放送と同様に認証が必要になっています。
受信契約を確認できる前でもNHKプラスの同時配信を視聴できますが、画面上に契約確認のメッセージが表示されます。
NHKプラスに無料会員登録して、受信契約の確認が完了するとその契約確認のメッセージが消えて、見逃し番組配信も見られるようになる仕組みです。
権利や許諾の関係上、日本国外からはNHKプラスは見られません。
NHKプラスを見られる機器は?
NHKプラスの動画配信を見られる機器は、パソコンやスマートフォン、タブレットになります。
テレビ単体では見られません。
NHKプラスはインターネットを通して配信される動画配信なので、インターネット回線も必要です。
通信速度 1.5Mbps以上の速度が出ていればもっとも良い画質で見られます。それより遅い通信速度の状態では低画質モードになります。
パソコンではウェブブラウザーで見られます。
推奨ブラウザーは、マイクロソフト Edge、グーグルChrome、Safariです。
スマートフォンやタブレットは、NHKプラス公式アプリで見られます。
アプリは、Android 6以上、iOS 10以上対応です。
番組ダウンロードの機能はありません。
NHKプラスはNHKオンデマンドやTVerとどう違うの?
NHKの番組を動画で見られる既存の「NHKオンデマンド」や「TVer」との違いは、料金うと動画の種類になります。
NHKオンデマンドは、有料のサービスです。地上波だけでなくBSの番組も動画配信されています。
権利の関係でNHKオンデマンドでは見られるのにNHKプラスでは見られない番組もあります。その逆もあります。
ほかに画質の差があります。NHKプラスは現時点でSD画質の配信となっています。
TVerは、無料でさまざまな放送局の番組を見られる見逃し配信サービスです。
NHKから動画配信されている番組の数は5~10番組ていどの一部に限定されています。
NHKプラスに無料会員登録する手順
NHKプラスは、NHK受信契約をしていたら無料で利用できる動画配信サービスです。
利用するためには無料の会員登録が必要です。
NHKプラスのウェブサイトにある「今すぐ利用登録」から無料会員登録を行ないます。
NHK側で会員登録時に入力された情報と受信契約内容を照合する形になるので、受信契約通りに入力する必要があります。
手元にNHK受信契約の情報がわかる書類を用意してから作業するとよいでしょう。
無料会員登録で入力する項目は、メールアドレス、受信契約者の名前や住所、希望ID、パスワード、秘密の質問などになります。
パスワードが10文字以上の長さ、3種の文字種類混合(英字と数字、記号)必須となっていて長いので、事前に考えておくか、自動生成ツールなどで作っておきましょう。
名前や住所は受信契約と照合されるので適当に入れるのではダメです。
契約確認のメッセージを消すための10ケタの確認コードが会員登録後に受信契約住所へ郵送されてきます。メールと郵送の2段階認証になっています。
また、契約者以外の名前もダメです。NHK受信契約している人が申し込む必要があります。
当人以外が勝手に成りすまして無料会員登録作業するのは私文書偽造です。当人か代理人、後見人などが行ないます。
NHK受信契約者以外の生計を同一にする人は、契約者が申し込みしたIDをいっしょに使うことが出来ます。
今のところ、親アカウントと子アカウントの仕組みは用意されていません。