ファーウェイのバックドアがスマホにあるってホント?
ファーウェイ(HUAWEI)のバックドアがスマホに本当にあるのか、ないのかっていう問題が怖くて、安全性に疑惑を持ったり、最新のスマホやタブレットを購入するのをやめたほうがいいのか考え中の人がいるかもしれません。
また、すでに今持っているファーウェイ製のスマートフォンが危険なのか、脆弱性があるのか、もし脆弱性があるとすれば、バックドア対策とかウィルスやマルウェアを削除できるのかわからずに不安な人が多くいます。
そもそもファーウェイのバックドアがあるって話はどこから来たの?
そもそもファーウェイのバックドア(正規のセキュリティ手順を踏まない内部への侵入口)がスマートフォンやタブレットに仕込まれているという話がどこから来たのでしょうか?
ファーウェイと人民解放軍の関係
ファーウェイのバックドア話をさかのぼると、中国が国家ぐるみで欧米などの先進国の官庁や最新技術を持つ企業などのサーバーをハッキングしたり、メールにウィルスを仕込んで送信して、情報を収集していて、それを担っているのが中国の人民解放軍にあるIT専門部隊であると、アメリカが名指しして非難しました。
このハッキング対象には2020東京オリンピックも含まれていると言われてます。
ハッキングしているとされる人民解放軍「ユニット61398」がある建物の写真を掲載(tm)→中国、「ハッカー国は米国」と反撃 – http://t.co/RLq8vbu9 http://t.co/3jv8r0pi
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) February 20, 2013
米司法省は、中国政府の関わるハッカー集団「APT10」がサイバー攻撃で日本を含む12カ国から機密情報や先端技術を盗み出していたと発表。
JUST IN: DOJ indicts two Chinese nationals accused of working in association with Chinese state security, in what the department called an “unrelenting effort” to steal U.S. commercial and defense technology going back more than a decade. https://t.co/yaftmjS76v
— ABC News (@ABC) December 20, 2018
中国のサイバー攻撃を非難 外務省報道官談話https://t.co/JnE9Tk83Rb
→外務省は、日本国内でも「民間企業、学術機関を対象とした長期にわたる広範な攻撃を確認している」として「断固非難する」と訴え
→米国、英国、オーストラリアなどもAPT10のサイバー攻撃を相次いで非難— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年12月21日
2017年には中国がインターネットなどサイバー空間での国家間戦争を想定して、官民協力(軍民融合)の体制で、サイバーセキュリティ・イノベーションセンター(CIC)を設立しました。同センターの運営は、中国アンチウイルスソフト大手の企業集団「奇虎360」が行なっています。
また、中国サイバー空間管理局はネットセキュリティと情報化を官民一体で推進していくことを発信しています。
そして、中国の国家と民間の協力として、人民解放軍が中国の通信機器大手企業であるZTEやファーウェイ(HUAWEI)などの企業と関係強化してきた面があります。
「中国は官民一体でサイバー戦争の対策と準備をしている」と見られても仕方がない動きをしているわけです。
もちろん、日本を含め欧米諸国も官民が協力してセキュリティ対策に取り組んでいます。中国の場合、”軍”と”戦争”のワードが表にはっきり出てしまっている点がほかの諸国の取り組みと異なります。
※ 人民解放軍とは中国の軍隊にあたる組織のこと。元は中国内戦時の中国共産党側の軍隊組織で、内戦に共産党が勝利して以降共産党と強く結び付いたまま中国軍として活動している
中国人のファーウェイ社員とポーランド人のオレンジ(欧通信会社)社員がポーランドで情報収集のスパイ活動した容疑。
ファーウェイ ポーランドでスパイ容疑の社員を解雇 #nhk_news https://t.co/dnz8vnUl5D
— NHKニュース (@nhk_news) January 12, 2019
米国がファーウェイなど中国の通信機器を排除しようとするのは当然の流れ
米国がファーウェイやZTEなど中国の通信機器を排除しようとするのは、ある意味で当然です。
米国は、中国と戦争に成り得る国の1つです。戦争相手になるかもしれない中国の通信機器が、米国内のインターネット空間や官庁、テクノロジー企業に存在していることを許せない層が存在していることを理解するのは容易いことです。
米上院議員、政府の華為・ZTE通信機器使用を禁じる法案提出 https://t.co/CaNp2KItJS pic.twitter.com/NgvVTCrYgA
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) February 8, 2018
アメリカの国家内側に入り込んでいるそれらの通信機器が、ボタン一つで攻撃モードやウィルス拡散、かく乱、遮断モードに移行できる仕組みをもし中国が国家主導で搭載していたとしたら、国内に中国のサイバー兵器やサイバー爆弾があることになる、そんな映画みたいなシナリオを書いて、国家の安全に関わる問題があるから、そんな事態が起こる前に使用を禁止したり、排除しようと運動するわけです。
スマートフォンから使用者のアクティビティ情報が送信されていたら、スマホを持っている政府関係者の行動から、共に行動する重要人物が今どこに居るのか簡単にばれてしまいます。極秘にしている重要施設の在処も表に出てしまいます。
アメリカは元々基準が厳しいのです。ホワイトハウス関係者は指定された物、方法で通信するように定められています。
これは自分たちならどう仕掛けるかを知っているからとも言えます。
クリントン氏の私用メール、パウエル氏の助言とは https://t.co/CwKLw5WDIc パウエル元米国務長官がヒラリー・クリントン氏に対し、電子メールに対する監視を回避するために具体的な助言をしていたことが明らかに pic.twitter.com/sO4fXBCxgp
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2016年9月8日
スノーデン事件が真実であれば、アメリカが自ら仕組んでいたことと同様のことを中国側が実行してくると警戒するのも頷けます。
アメリカ国内でいくら対策しても、同盟国や友好国が中国の通信機器を使っていたら、そこから通信遮断や漏洩、攻撃に遭う可能性がありますから、アメリカは同盟国や友好国にも使うなと言ってくるのです。
※ スノーデン事件 – 米NSA(アメリカ国家安全保障局)が個人情報収集活動をしていたことを元CIAのスノーデン氏が新聞メディアを通じて暴露。暴露文書から、マイクロソフトやFacebookなどIT企業の協力、中国など世界中に対して数々のハッキング行為があったとされる。
米政府が日本などの同盟国に対し、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の製品の使用中止を呼び掛け始めた、と米紙が報じました。https://t.co/eVTGxD0L3O
— 時事通信国際ニュース (@jiji_gaishin) November 23, 2018
携帯電話大手4社は次世代通信「5G」の基地局などに中国製品を使わない方針です。日本政府が情報漏洩など安全保障上の懸念から、中国の華為技術(ファーウェイ)製などの通信機器を政府調達から事実上、排除する指針をまとめたためです。https://t.co/7dZNzmDnCL
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) December 10, 2018
ファーウェイ製品の採用、仏独通信大手が方針見直し https://t.co/7rIW4WSWt8
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) December 15, 2018
ドイツも5Gからファーウェイ排除へ:日本経済新聞 https://t.co/AdAnjO5wqx
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) January 18, 2019
この問題は長引きそうですね|米国、ドイツが5G通信網にファーウェイ採用なら機密情報の共有を制限すると警告 – Engadget Japanese https://t.co/fGqr3T8Fzx pic.twitter.com/woahzadQKl
— Engadget 日本版 (@engadgetjp) March 13, 2019
またアメリカが行なっているイランに対する軍事や石油に関する制裁も関係しています。
アメリカの要請によってカナダで逮捕された中国の通信機器大手、ファーウェイの幹部の勾留を続けるかどうかの審問がカナダの裁判所で行われ、検察当局は制裁下のイランとの取り引きをめぐる詐欺の疑いにあたると主張しました。
https://t.co/NPboxHcRvx— NHK国際部 (@nhk_kokusai) December 8, 2018
BBCニュース – 米司法省が中国ファーウェイを起訴 制裁逃れや企業技術窃取で https://t.co/4OjhajKdIu
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) January 29, 2019
カナダ政府は、充分な証拠があると判断 資金の移動に使われたHSBCが情報を提供しているとされており、物的証拠は揃っているものと思われます。■ファーウェイ幹部引き渡し巡る審理、6日開始へ カナダ政府が承認 https://t.co/32U0plmVod
— 渡邉哲也 (@daitojimari) March 1, 2019
3日朝刊(東京本社)読みどころ/カナダ当局が中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者の米国への送還手続きに向けた審理入りを発表しました。背景にはハイテク覇権をかけた米中の攻防があるようです。
— 毎日新聞ニュースのとびら (@Mainichi_tobira) March 2, 2019
中国側の対抗措置を警戒する米通信機器大手Ciscoは従業員に中国出張を控えるよう通達を出しました。
#Cisco warns US staff against China travel as fears grow of retaliation for #Huawei arrest https://t.co/hDgG4x47Ka
— SCMP News (@SCMPNews) December 8, 2018
華為Huaweiを米国に売ったのはZTEか?──中国ハイテク「30年内紛」
事件の背景に国有企業と民営企業の暗闘がhttps://t.co/xwdUL6mWSr#フアーウェイ #ZTE— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) December 12, 2018
米中「海底」バトル、ネット覇権争う新戦場
海底ケーブルへの攻撃は「第2次世界大戦でロンドンの埠頭を爆撃したり発電所を破壊したりしたときと同じような効果」をもたらす可能性があるという #米中 #ファーウェイ https://t.co/TqQLtG6YkT— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) March 15, 2019
ファーウェイやZTE問題に秘められた米中貿易戦争、次世代通信覇権争い
ファーウェイやZTEの問題には、戦争というだけでなく、米国メーカーのライバルである中国製品やサービスを市場から締め出したい、追放したいロビー活動や議員の存在があります。米中の貿易戦争や次世代通信5Gの覇権争いが秘められています。
5G IS NOW. From November 19-21, we’ll be discussing business and network innovations of the #5G era, such as #AI, 5G Cloud VR, connected car and more at the Global Mobile Broadband Forum in London. Join us: https://t.co/leXKeDFaUs #HWMBBF pic.twitter.com/TKNtbG1Jze
— Huawei Technologies (@Huawei) November 13, 2018
2017年の世界知的所有権出願を見ると、出願数1位が中国、2位がアメリカ、3位が日本となっています。近年の中国の技術革新や知財権に対して、アメリカは強く警戒感を持っています。
18年の国際特許出願、ファーウェイが2年連続首位https://t.co/uPSQzbUOKS
— 日刊工業新聞電子版 BizLine (@Nikkan_BizLine) March 19, 2019
世界の無線通信設備(携帯基地局設備)のシェアは2017年でファーウェイとZTEをあわせて約40%のシェアを占めています。2010年代に入って、低価格を武器にして欧米メーカーからシェアを奪って急速に拡大しました。
これから設備投資が始まる5Gでこの2社がさらにシェアを増やして、無線通信設備で中国の複占状態になることをアメリカは恐れています。
米中摩擦が直撃したのは中国のハイテク企業や自動車大手です。通信機器大手の中興通訊(ZTE)は17年末比6割安。米利上げによる投資マネー流出も株安に拍車をかけています。#A300 #米中摩擦 #イブニングスクープ
▶アジア有力企業、6割超が株価下落 米中摩擦など重荷https://t.co/QLSl9eExMW— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) July 2, 2018
5Gで「ファーウェイ排除するな」 カナダ駐在中国大使 #nhk_news https://t.co/U2Wn1XlfqO
— NHKニュース (@nhk_news) January 18, 2019
ファーウェイ、分断される世界=ハイテク冷戦の様相-米、中国優位に焦り https://t.co/CFIddbgszt
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 2, 2019
米のファーウェイ排除作戦、携帯見本市でも難航か
米当局者らはファーウェイ包囲網を敷こうと「MWCバルセロナ」に乗り込んでいるが、劣勢に立たされている#華為技術 #ファーウェイ #MWC19 #MWC2019 https://t.co/qf18ZTiB73— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) February 27, 2019
ドイツ、5Gで入札開始 華為採用の可否焦点https://t.co/A9yFxVv1FX
→通信大手ドイツテレコムや英国のボーダフォンなど4社が参加
→各社が利用権を得た上で機器供給業者を決める仕組みで、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の機器が採用されるかどうかが焦点— 産経ニュース (@Sankei_news) March 19, 2019
通信インフラシェア、ファーウェイ2位に転落 https://t.co/ZHLA3p2tvz
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) March 29, 2019
バーレーン、ファーウェイ製品採用 6月に「5G」サービス開始へhttps://t.co/wm7L6guHOA
— 日刊工業新聞電子版 BizLine (@Nikkan_BizLine) March 29, 2019
「米国のなかではファーウェイやZTEでなく米国の製品やサービスを使え」と迫る理由に、国家の安全保障上の問題があるという意見を利用しています。
ロビー活動は功を奏して、FBIやCIAトップに「中国の通信機器を使用すべきでない」と発言させることに成功しました。さらに米国の同盟国の政府や政府機関、通信キャリアもそうしろ、資金援助するから中国製品から代えろと迫ろうとしています。
中国の一部でApple製品の不買運動が起きています。
Chinese companies are urging employees to boycott Apple and buy Huawei https://t.co/6JIBdadJJl pic.twitter.com/7ntNwHGiiQ
— CNN (@CNN) December 12, 2018
BBCニュース – アップル、業績予想を下方修正 中国に要因と https://t.co/eXNW1jHtSX
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) January 3, 2019
ファーウェイのバックドアを人民解放軍が実際に仕掛けたのか
ファーウェイのバックドアを人民解放軍が実際に仕掛けたという証拠があるのかというと、FBIやCAIは中国の通信機器を使用するな、明確だとしながら、なんら具体的な根拠や証拠を示していないのです。
ファーウェイやZTEの機器に問題が見つかっているのであれば、アメリカが資金援助するまでもなく各国や通信キャリアは機器を交換します。
現時点で、ファーウェイやZTEはバックドアの疑惑をかけられているけれど、疑惑をかけた側は証拠を出していないという段階です。中国は国として否定しています。
【製品のセキュリティ上の懸念に関する根拠のない報道】について、プレスリリースを公開いたしております。https://t.co/GZaVKUFmpZ#HUAWEI
— Huawei Mobile (JP) (@HUAWEI_Japan_PR) December 15, 2018
「スパイウェアに似たような挙動をする」という事実無根の報道についてステートメントを発表させていただきました。https://t.co/Dr4vMYBdGp#HUAWEI
— Huawei Mobile (JP) (@HUAWEI_Japan_PR) December 18, 2018
初めて応じたファーウェイ創業者「客の機密、提出ない」 https://t.co/KlxJW8F2rZ
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) January 18, 2019
ファーウェイ「米国は敗者の態度改めよ」、スパイ活動懸念に再反論 https://t.co/8EVbyjI6mj
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) March 29, 2019
一方で米国は、安全保障上の必要があるという理由でSNS上のやり取りを傍受したがっていますし、アメリカ入国の際に個人のSNSアカウントを書かせる策に出ています。
アップルは、「iPhone」ソフトウェアに「バックドア」をつくることを求めた米国政府の要請を拒否した。FBIの捜査への協力を目的としたものだ。 https://t.co/l93zAWzj6E pic.twitter.com/TvwgH0v4dM
— WIRED.jp (@wired_jp) February 19, 2016
ヨーロッパでは、googleが消費者の行動を違法に追跡していると主張する人たちもいます。
実際にgoogleのアクティビティをonにしてみればわかりますが、ネット上と実社会の行動が筒抜け状態になることがわかります。たくさんの人々が毎日山ほどの個人情報をgoogleにどうぞと差し出しています。
GAFAといったアメリカ企業への個人情報集中に危機感のあるEUは、個人情報データ保護規則(GDPR)を設けて、個人情報の収集に一定の歯止めをかけようとしています。
アマゾンのスピーカーが夫婦の会話を録音、勝手に他人に送信 https://t.co/DB2NTMsrDQ
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) May 25, 2018
スマートスピーカーやスマホのアシスタントは、「Ok Google(オーケーグーグル)」「Hey Siri(ヘイシーリー)」「Alexa(アレクサ)」といつ呼びかけられてもいいように聞き耳を立てています。(音声コマンド起動を有効にするかどうかは利用者が設定できます)
英議会、Facebookなどを「デジタルギャング」と批判–規制強化を求める https://t.co/dgl2EQtoxG
— CNET Japan (@cnet_japan) February 18, 2019
Facebook、英国で罰金に異議–Cambridge Analytica問題で https://t.co/KrRDDLT9Ue
— CNET Japan (@cnet_japan) November 22, 2018
「いいね」ボタンでのデータ収集や個人情報流出で、日本の #個人情報保護委員会 が米 #フェイスブック に行政指導し、再発防止を求めました。ただ、巨額制裁金を科せるEU一般データ保護規則(#GDPR)に比べ、日本の #個人情報保護法 で外国企業に取れる手段は限られています。 https://t.co/aMj4ncSRug
— 日経新聞 法務報道部 (@nikkei_legal) October 23, 2018
【巨大ITにも「通信の秘密」適用】
総務省は18日、「GAFA(ガーファ)」と呼ばれる米グーグルなど世界的な巨大IT企業に対し、電子メールなどの内容閲覧を禁じた電気通信事業法の「通信の秘密」に関する条項を適用する方針を固めました。
詳しくは⇒https://t.co/K9auZV8cpw pic.twitter.com/Sc9H8JEaX3
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 19, 2019
Googleも締め出し。iPhoneのユーザー情報収集発覚でアップルが企業証明書無効化
https://t.co/NNjGlEaY1Q— Engadget 日本版 (@engadgetjp) February 1, 2019
Googleアプリはたとえ位置情報を無効にしても場所データを追跡・収集し続けていると判明https://t.co/zVrRh19pKH
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) August 14, 2018
米国製品の通信機器にアメリカ情報機関が使うためのバックドアがある疑惑もあります。また米社は、巨大な市場である中国で商品を売ったりサービス展開したいときには中国側が求める特別な対策(フィルタリングなど)を施します。
Cisco learned from Wikileaks that the CIA had hacked its systems https://t.co/7taiDSo3vA
— CNBC (@CNBC) March 29, 2017
Google China: Has search firm put Project Dragonfly on hold? https://t.co/mbWbcLb5mH
— BBC Asia (@BBCNewsAsia) December 18, 2018
アメリカ政府は中国通信機器を非難しながら、アップル社のiPhoneが中国で組み立てられていても、いくらでも細工できる中国工場を使うなとは言っていません。
サーバ用マザーボードに不正なマイクロチップ、中国軍がバックドアに利用か AmazonやAppleも利用――Bloomberg報道https://t.co/V42j0mUJ2b
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) October 5, 2018
どちらもどちらで双方とも言っていることが真実か、広めて相手の信用をおとしめたモン勝ちの情報戦か、一般人に判断できるところではありません。
また、国家レベルの安全保障や貿易戦争の話と、一般の民間人の個人情報の話は別の次元の話です。
アメリカも国民に対して中国通信機器を使うなと言っているわけではありません。
ファーウェイのバックドアに対策できるか
スマホやタブレット、ルーターにはアップデート機能があります。疑惑のあるOS部分やアプリを消して何もなかったことにすることも、あとからこっそりバックドアを追加することもできる仕組みがアップデート機能として通信機器に備わっています。
本来、アップデート機能は瑕疵や障害など問題のある部分を修正したり、改善、新しい機能を追加することに使われます。
アップデートされる内容が説明に表記されている通りなら問題はありません。表記以外に秘密裏の追加や修正、削除を入れ込むことも出来ます。
新製品や新サービスの発表前に、それに対応するためのアップーデートが密かに配布に含まれていることはよくあることです。
密かな配布を不公正な目的に使うことだって出来ます。
これは別にファーウェイなど中国製品に限りません。実行するかしないかは別として、すべての情報通信機器で出来てしまうことです。
ファーウェイやZTEの通信機器に対して、バックドア対策をしよう、バックドアと削除しようとしても、そもそもアメリカはコレ!とバックドアを具体的に示していません。また、通信機器を扱う通信キャリアも何ら対策を実行していません。
通信機器に今なにか設定を変更したり対策しても、技術的にはいくらでもあとからそれらを無効にしてバックドアを設置出来ます。
日本政府は通信機器の不正検知を「来年度(2019)から新技術の研究開発に乗り出す」方針という始末です。実際に不正な通信が起きないと検知できないとも言えます。
通信機器の不正検知、開発へ…「振る舞い監視」https://t.co/vRqT1e2S4I#政治
— 読売新聞YOL (@Yomiuri_Online) December 24, 2018
サイバー攻撃:対策強化 重要インフラ、指針改定へ https://t.co/LYbd98guFu
— 毎日新聞 (@mainichi) January 17, 2019
世界中に販売されている商品は、世界各国の検査機関や認証機関の試験にパスしたから販売できています。一つの商品に対して何カ国もがお墨付きを与えたということです。
通信機器メーカーやその国を信用できないと思ったときに出来ることはただ1つ、アメリカなどの国が取っている政策と同じく「使用をやめる。使用しない」だけです。
中国やアメリカを信用できないとき、いったいどこの国のどのメーカーであれば信じてよいのか、安全なのか、一番マシなのでしょう。
携帯電話はいろいろな国の大量の特許技術が使われています。スマートフォンやタブレットは、すべての部品が同じ国で製造され、その国の中で組み立てられるということはもはやありません。