スマートフォンや携帯電話は不正使用されないようにセキュリティロックをかけることができます。
でも、盗難にあってSIMカードを取り出され、ほかの携帯電話にセットして使われてしまったら?
盗難された携帯電話で長時間の海外通話をされてうん万円なんてニュースもありました。
SIMカード自体にセキュリティロックをかけられる
SIMカードを守るためにセキュリティロックをかけることが出来ます。
そうすれば、不正に使用されたり、保存してある情報を取得されたりすることを防ぐことが可能です。
これは世界共通の仕組みです。
セキュリティロックは、四桁~の数字からなるPINコードと呼ばれています。
4ケタの数字なら総当たりすれば突破されちゃうんじゃないかと思いますよね。
実はPINコードを連続して間違えるとSIMカードがロックされてしまうのです。
(携帯電話会社移行のSIMフリー、SIMロックとは別のお話です)
SIMカードがロックされてしまうともう解除できず交換するしかないんです。
SIMカードのセキュリティロックは簡単そうな仕組みですが、じつは強固な仕組みなのです。
PINコードはあなたが変更可能
SIMカードのPINコードはあなたが変更することが出来ます。
変更するにはIDのパスワードを変更するときと同様に、まず元のPINコードを入力してから、新しいPINコードを入力します。
「元のPINコード? そんな設定した覚えがないよ」「契約のときの暗証番号かな?」と思ってる人は危ないです。
あやふやなままPINコード変更手続きを始めてしまうと、SIMカード永久ロックの危険性があります。
SIMカードには初期暗証番号(PINコード)が設定されています
SIMカードの初期設定PINコードはあなたが設定した数字ではありません。
これ、とても大事です。
SIMカードの初期PINコードは自動的に設定されているのです。
さらに困ったことに携帯キャリアごとに初期設定値が異なるんです。
NTTドコモのPINコード、買い上げ時の設定
NTTドコモのSIMカードPINコードの買い上げ時の設定は、
「0000」
です。
ドコモUIMカードは、PIN1コードとPIN2コードという2つの暗証番号を設定可能です。
PIN1コードは、第三者による無断使用を防ぐため、ドコモUIMカードを端末に差し込むたび、また機種の電源を入れるたび使用者を確認するために入力する4~8桁の番号(コード)です。
PIN1コードの認証を通過すると、発着信と機種操作が可能となります。
PIN2コードは、ユーザー証明書利用時や発行申請、積算料金リセットを行うときなどに使用する4~8桁の暗証番号です。
スマートフォンの一部機種は、機内モードから機内モードを解除した時にPINコードの入力が求められることがあります。
PIN1コードON/OFF設定を「ON」に設定すると、電源を入れたときにPIN1コードの入力が必要になります。
正しいPIN1コードを入力しないと、電話の発信・着信、各種通信機能の操作ができません。
PIN1コードを3回連続して間違えると、自動的に「PINロック」がかかります。
ソフトバンクのPINコード、買い上げ時の設定
ソフトバンクのUSIMカード買い上げ時のPINコードは
「9999」
に設定されています。
My SoftBankトップ 契約・オプション管理 お客さま基本情報から変更できます。
PINコードの入力を3回間違えると、PINロック状態となります。
その際は、PINロック解除コード(PUKコード)が必要となります。
PUKコードはサポートサイトなどに記載されています。
au KDDIのPINコード、買い上げ時の設定
KDDI、沖縄セルラーを買い上げ時のSIMカードPIN1コードは
「1234」
あるいは
「入力不要」
に設定されています。
au ICカードは、PIN1コード、セキュリティPINコード、署名PINコードの3つのPINコードがあります。
買い上げ時のセキュリティPINコードは「1234」か「入力不要」に設定されています。
デジタル署名が必要な場合に署名PINコードを使えます。
PINロック解除コード(PUKコード、PIN1コード/セキュリティPINコード共通)は、au ICカードが取り付けられていたプラスティックカード裏面に印字されている8桁の番号です。
楽天モバイルのPINコード、買い上げ時の設定
楽天モバイルの買い上げ時のPIN1コードおよびPIN2コードは 「0000」 に設定されています。
mineoのPINコード、買い上げ時の設定
mineoの買い上げ時のPINコード(SIM PIN)は、ご利用のプランにより異なります。
auプラン(Aプラン) 「1234」
ドコモプラン(Dプラン) 「0000」
ソフトバンクプラン(Sプラン) 「9999」
と携帯キャリアに準ずる形です。
mineoの初期値はほかの格安SIMでも当てはまります。MVMO元の携帯キャリアに準じます。
完全にロックされたSIMカードを再度利用するためにはSIMカードを再発行する必要があります。通常、再発行には手数料3,000円(税別)くらいかかります。ロックされることがないように注意したいですね。